25歳女。
 9月23日,ベトナム旅行中に,後ろからバイクに乗って近づいてきた男に右肩にかけていたハンドバッグをひったくられ,転倒して右腕が何かにぶつかり切れた。現地の病院で縫合してもらった。24日に帰国し,25日,〇〇病院救急室を受診し,翌日,同院形成外科を受診。形成外科では10日目ころに抜糸し,その後は経過を見て,必要なら治療しますが,痕は残ります,と説明された。その説明に不安になり,ネットを調べて当科を受診した。
 9月29日,当科を受診。右前腕筋に屈側に8センチの縫合創を認め,強くマットレス縫合されていて,一部に痂皮形成が認められた。直ちに全抜糸し,創縁が離開している部分をプラスモイストで被覆し,その上から長い絆創膏でテーピングした(テープは毎日張替え)。その後,10月14日からは,潰瘍部分をハイドロコロイド被覆材で被覆し,その上からテーピングを行い,上皮化が完了してからもテーピングを続けた。
 2015年1月23日,一部に軽度の肥厚性瘢痕が認められたため,この部分に対し,ドレニゾンテープ貼付を開始。

9月29日 全抜糸後 テーピング

10月14日 テーピング 2014年11月19日

2015年1月23日
ドレニゾンテープ開始


【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1119/index.htm】

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