3歳0ヶ月男。
 8月2日,花火をしていて花火に火をつけるために用意したロウソクの入った容器に溶けたロウが溜まっていたが,その中に倒れて左上肢,左下肢などに熱傷受傷。〇〇病院に救急搬送され,アズノール軟膏とガーゼで治療。翌日,△△皮フ科を受診し,ゲーベンクリームが処方された。医師の治療についての説明がないため治療に不満を感じ,4日,◇◇皮フ科を受診したが,「深いヤケドで形成外科でないと治らない」と説明され,●●大学▼▼病院形成外科を紹介されて受診。3度熱傷で植皮が必要になるだろうと説明された。両親がネットで調べて当科受診。
 当科では,「これは2度の浅いヤケドであり,1週間もすれば全て治る。手術なんていらない」と説明。プラスモイストで治療。

【8月8日】

メロリンガーゼ固着
ゼリーで優しく剥がす
左前腕〜手背 胸部 左膝蓋部 右膝蓋部内側

【8月8日】

【8月11日】

【8月14日】

【8月21日】


 上記の●●大学▼▼病院形成外科からは本当に頻繁に熱傷患者さんが逃げてこられます。浅いヤケドでも何でも,ヤケドを見たら「これは深い3度熱傷です。皮膚移植しないと治りません」と延髄反射的に説明するお医者様のようですから,逃げ出した患者さんのほうが頭がいいと言えそうです。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/1006/index.htm】

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