3歳10ヶ月女児。福岡県在住。
 1歳7ヶ月の時に熱湯を前胸部に浴びて熱傷受傷。福岡市内の〇〇病院皮膚科に入院し,軟膏ガーゼによる治療を受けた。
 肥厚性瘢痕が生じ,熱傷治療についてネットで調べて湿潤治療を知り,もっときれいにできないかということで,福岡から東京に来られた。
 当科では,肥厚性瘢痕に対しては湿潤治療は無効である旨を説明し,肥厚性瘢痕に対してはステロイド含有テープなどで治療でき,形成外科で治療をしていることを説明した。

 受傷直後から湿潤治療を行っていれば肥厚性瘢痕の発生は防げたと思われる,可哀想な症例である。

【アドレス:http://www.wound-treatment.jp/next/case/hikari/case/022/index.htm】

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