経皮ピンニングでのプラスモイストの利用例
和歌山市 ぶよう整形外科/武用泰輔


 以下,和歌山県の武用先生からのメールです。

 最近,経皮ピンニング等の鋼線刺入部にもよくプラスモイストを使用していますが,そのやり方について一応報告しておこうかと思いメールしました。
 以前から創外固定や経皮ピンニングの刺入部にはハイドロサイトを使っておりました。ガーゼだとどうしても線維がからみついて,だんだんwetになってしまいます。
 ハイドロサイトを使用すると,なかなかいい状態を維持できますが,指などの細かい部位では,割をいれるのが面倒だったり,挟みにくかったりと少しやりにくいなと感じていました。
 そこで最近はプラスモイストを使用しているのですが,割を入れるのではなく,小さく切ったプラスモイストに18G 針で穴を開けて,そこにワイヤを通しています。これなら落ちないし,いつまでもさらさらの状態が保てています。


 とてもシンプルですが,非常に効果のある利用例と思われます。ワイヤー刺入部の傷も早期に閉じるし,処置も楽です。こういう工夫,私は大好きです。

(2011/07/08)

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