踵部の全層皮膚欠損


 症例:12歳女児
 スライサーを誤って踏んで左かかとに怪我をした。直ちに当院救急外来を受診。カルトスタットで処置。その後,当科受診。

 当科では湿潤治療の原理,創傷治癒の原理を説明したうえで,プラスモイストで創部を被覆した。一日一回,ドレッシング交換をするように指導した。
 歩行制限は特に行わず,「痛くなければ歩いていいよ」と説明したが,患者さんは普通に歩いていて,1週間目ころからスポーツも再開していたようだ。

当科初診時 当科初診時 3日後 12日後


 ・・・というわけで,踵の荷重部位に多少かかっていても,歩行しながら治せるということだろう。

(2012/12/25)

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