鳥谷部先生が考案されたOpWT(穴あきポリ袋+紙おむつ)は実に素晴らしい褥瘡治療法ですが,唯一の難点は穴あきポリ袋がちょっと入手しにくいことです。それを解決するために,さくらいクリニックの桜井孝先生が「メッシュラップを使った被覆材料」を考案なさっておられます(ちなみに桜井先生は 『大往生なんか、せんでもええやん! 』 の著者です)。
それに対し,当科外来通院中の 「広範囲V度熱傷@F君」 がさまざまなメッシュラップ製品を購入して,自分の創面(右上腕と前腕)を実験台にして,その特性と使い方のコツをまとめてくれました。彼はもともと化学専攻というだけあって,実に見事なレポートになっています。
(2013/02/25)