症例は1歳0ヶ月女児。2013年1月27日夕方,テーブルの上の紅茶をひっくり返し,顔面から頸部にかけてヤケドした。直ちに順天堂病院に救急搬送され,アズノール軟膏を処方されてその日は帰宅した。
治療に不安になり,ネットで調べて翌日,当科を受診した。受傷当日から高熱が出ていた(受傷数日前に患者の姉がインフルエンザにかかっていた)こともあり,当院小児科に入院となった。
当科では顔面は白色ワセリンの頻回塗布,頸部はプラスモイスト(R)の被覆で治療した。その後,頸部の被覆をズイコウ ハイドロコロイド包帯に切り替えた。
顔面は既に「顔をヤケドしたって聞いたけど,どこをヤケドしたの?」状態で全くわからないが,頸部は軽度の肥厚性瘢痕となり,現在,ドレニゾンテープ(R)貼付で経過観察中である。
1月28日:顔面 | 1月28日:頸部~耳介 | 1月28日:後頭部 |
1月30日 | 1月30日 |
2月1日 | 2月4日 |
2月8日 | 2月8日 |
2月14日 |
2月27日 | 3月7日 |
3月12日 | 3月12日 |
5月8日 | 6月19日 |
11月5日 |
(2013/08/19)