「~バイキング」ですが、管理栄養士さんを一目見た瞬間「売名行為」と感じ、その後の発言や挙動から、ますます確信いたしました。「あつかましさ」や「ずうずうしさ」と「押しの強さ」が見え隠れし、物事を謙虚に受け止め真摯に取り組むような姿勢はみじんも感じられず、信頼して相談事を持ちこめるようなお方様にはとてもお見受けできません。江部先生もそうですが、夏井先生は穏やかで私利私欲とは一線を画す高潔なお人柄がにじみ出ているだけに、対照的でした。

 ご飯食を強調していましたが、当の栄養士自身が糖質制限をしているはずです。なぜならば、ご飯を食べていたらあのように痩せるはずがないからです。しかしご飯ダイエットの歩く広告塔としては、口がさけても真実は語れないでしょう。また、お顔のたるみやシワは糖質食が原因というよりは、高級基礎化粧品の使い過ぎとお見受けします。これは専ら夏井先生の専門領域ですね。

 「打倒、糖質制限」スタンスの不自然な番組進行も違和感を覚えました。議論が佳境にさしかかると司会者が感情論にすり替えたり、CMで中断させたりと。どうも糖質制限=間違った食生活に印象づけたい「意図」が感じられます。どんな「力」が働いているかは知りませんが、制作局としては、視聴率が取れ話題になりさえすれば良いのでしょうし、栄養士はテレビ出演という千載一遇の売り込みチャンスにのっかればいいのでしょうし、後は視聴者が「カモ」になるかどうか・・・それは自己責任ですね。
  奇しくも放送翌日の某番組で、中谷美紀さんが安住紳一郎さんに「糖質制限を始めて5年」と語っていたのが印象的でした。見た目と(実質の)体力が売り物の芸能界では、糖質制限食はスタンダードでしょう。

 一時流行った朝バナナダイエットは数ヶ月もたたないうちに忘れ去られ、雨後の筍のごとくダイエット法が目新しく登場しては消えますが、発泡酒を始め糖質制限食品が続々と開発されている限り、支持者が増えている証拠と推察します。
 先日の夏井先生のコメント、「バラエティ番組に出演する芸能人(=芸能プロダクションに所属している人)の発言は全て台本に書かれていて,基本的に,台本通りに話しているだけです。それをあたかもその場のアドリブで話しているように感じさせるのが,彼らの才能であり話力です。」
 これには、大いに納得するところがありました。それは番組を見て、「なんだか違和感のある話のもって行き方で、要はどうしようもなく流行っている糖質制限を、適当な形で水を差したかったのね。」と思ったからです。

 皆さんのコメントをみると、「管理栄養士の方の話の論理性のなさや顔色」などにコメントした上で、「夏井先生の圧勝!」という主旨の発言が多かったようですが、個人的にはとてもそうは思えませんでした。なぜなら糖質制限を試しもせず、また何も勉強していない方(主婦)があの番組を見たら、「糖質制限は危ないし。糖尿病にならない限り、バランスのよい食事がベター」、「糖質制限は無理で、やっても普通の人では長続きしない」と判断すると推測するからです。
 皆さんもご指摘のように、まん中にお座りの方は、自分は無理なく糖質制限しているのにも拘わらず、「糖質制限は無理してるんだよな!」と語気強く女性タレントに問い詰め、「はい、無理してます。」と答えさせたり、いたるところで「糖質制限はダメ、今までどおりで問題なし!」と印象づけるコメントが連発。
 そもそも昔からバラエティー番組(お笑いタレントなどが適当に喋るだけの番組のはず)に、構成作家と称する方々がいることが不思議でしたが、まあ要するに台本の骨子を作るための仕事だったのですね。大変に勉強になりました。
 バイキング放送の件、やはりかみ合っていないと感じました。例えば「糖質制限」を勉強してみようとあの番組を見た人はおそらく混乱したのではと思います。ま、MCの坂上氏の食事を見れば(おにぎり以外は)見事に糖質制限なので笑えましたが。それにしてもあの女性栄養管理士の方はあの大食ぶり。よほどよいフローラの持ち主と想像します。

 おコメの消費が減り続けているのに、糖尿病が増えているとの指摘もなされていましたが、小麦類や砂糖類の一人当たり消費も特に増えていない(横這い?)ようなのでこれは不思議です。平均すると変わらなくとも炭水化物を食べる人と食べない人の2極化でも起こっているのでしょうか。
 アンチエイジング先生の説明は、苦し紛れで説得力ゼロです。ご飯にはタンパク質が含まれていると何度もおっしゃっていましたが、タンパク質を摂るためにご飯を食べるひとがいるでしょうか?それに対して夏井先生の説明は実に明解でした。
 もっとも、夏井先生の艶々肌を見れば一目瞭然ですけどね。アンチエイジング先生の肌は・・・。
 夏井先生、とってもチャーミングでした。
 なんか、消化不良でしたね。
 2004年の講演会と、豚皮の会で見た夏井先生の変貌にはびっくりしました。20kgくらい減った? と感じたものです。(2004年の講演会では数少ない介護職員としての参加でしたけれど)
 毎日お酒(蒸留酒)飲んでいるって言ったら若干体制が変わっていたかもしれませんね。先生の飲酒シーンは無かったし。これも局による隠蔽でしょうか。
 糖質制限(いわゆる主食抜き)すると、ご飯なんて食べたいと思わなくなるっていうことがわからないんですね。
 自分、糖尿人ですが、プチ~スタンダードで制限してますが、夜勤があると血糖値が奈値上がり増す。
 高齢者施設の食事は6-8割糖質です。もちろん自分は食べませんが。糖尿病栄養指導もそうですが、管理栄養士の意識の低さはひどいです。
 「4月14日のフジテレビ『バイキング』」に関連してですが,バラエティ番組に出演する芸能人(=芸能プロダクションに所属している人)の発言は全て台本に書かれていて,基本的に,台本通りに話しているだけです。それをあたかもその場のアドリブで話しているように感じさせるのが,彼らの才能であり話力です。
 また,「糖質制限を支持しますか?」と多数決を取りましたが,「ご飯を食べるシーン」があるテレビ・コマーシャルに出演していれば,たとえ自宅では糖質制限をしていても,「ご飯は何杯も食べています」と発言しなければいけません。お菓子のコマーシャルに出ているなら,糖質制限をしていても「甘いもの大好き」と発言することが求められます。ビール・日本酒のコマーシャルも同様です。
 芸能人のテレビでの発言はこのようにして事前に全て決まっているわけですね。
 第一印象、相変わらず先生スマート!ワイシャツもネクタイは特に素敵でした。白衣似合ってます。
 感想は、夏井先生がフェミニストらしく伊達さんに発言させてあげて良かった!と思っています。理論でギャフンと言わせたところで嬉しくないです。
 いつも通りの優しい夏井先生、時々確信を言って相手をドキッとさせるけれど、あとは余裕の笑みに替わる。
 伊達さんは私と同年代だと思って、美しいと見ていましたが、20才も若いとなると老けていると思いました。本当にあんなにお米を食べているのかと疑ってしまいます。まあ、ヒトはヒト・・・
 ところで討論相手の伊達先生もブログでコメントされています。ちゃっかり「バラエティだから面白さが優先される(=本音が言えない?)こと」と「糖質制限食を理解していること」をアピールされています。
 ちなみに氏の書籍の書評や感想を見ると、「油の汚れは、油で取る」という非科学的な部分以外は、楽痩せ食材として赤身肉を推奨していたり、「大盛りご飯を食べても(≒ご飯は太るけど)痩せる」など、概ねベースは糖質制限食っぽいですね。

 それにしても「ホンネ」と「バラエティ」という絶対に合いいれないことを一緒にやろうとするテレビってすごいですね。そのことに気づいてない日本人がすごく多そうで怖いですけど。
     ⇒熱い討論?
 昨日,フジテレビの「バイキング」に生出演しました。討論の形を取りましたが,実質は「商売としてダイエット指導している管理栄養士」vs「科学者として糖質制限を追求する医者」でした。
 つまり「商売 vs 科学」であり,そもそも立脚点が違うため討論が成立しません。番組中でも坂上忍さんが「同じことを目指しているのに,出発点がまるで違うのはなぜなの?」と言っていましたが,「科学と商売では正解が異なる」からです。番組中でこれを指摘しようかと思ったのですが,それでは伊達さんのメンツ丸つぶれですから,一応,自主規制しました。
 管理栄養士の伊達さんにとっては,「ご飯を食べるダイエット」は生活の手段であり,生活がかかっています。生活がかかっているから,理論的には糖質制限が正しいとわかっていても(これは番組中でも発言しています),「ご飯を食べる」を引っ込めるわけにはいかないのです。
 それに気がついた時,とたんにやる気が失せました。伊達さんを理論的に追い詰めても得るものがないからです。相手の「生きる糧」を奪う権利は私にありませんから・・・。

 ちなみに,放送終了後に伊達さんは「糖尿病患者さんには糖質制限を勧めています」と言い訳(?)していました。「糖尿病患者には糖質制限,それ以外の人にはご飯大量摂取」と矛盾しているわけですが,それは気にしていないようです。「仕事では糖質制限」,「商売では炭水化物大量摂取」と見事に切り分けでいるようです。

 生放送での出演はこれが初めてですが,スポンサー関連のNGワードが多く,本当に発言に注意しました。事前にスタジオで(NGワードなしに)収録し,後で編集して録画で放送してもらうほうが楽ですね。
 静かに対応される先生が真実だとテレビから伝わりました。あの芸能人も、先生の一発ピアノあれば黙ったと思います。
 とうとう炭水化物ダイエットは、人類の常識になったなと感じました。対抗する先生が、しきりにバランスバランスと言ってましたが、親子丼、うな重、海鮮丼、うどんの麺、ラーメンの麺、ちらし寿司、スパゲッティなどなど、バランスのある食事とは思えませんね。
 私、産婦人科医。日々、女性のみ相手しております。
 家族も女性のみ(嫁&娘2人)、スタッフも女性のみ、患者さんも女性のみ。日々、女性に囲まれて生活しています。人生の100%女性とのお相手です。
 こういっても産婦人科歴25年、見た目で御婦人の年齢、プラスマイナス3歳でピタリと当てられます。
 伊達由美さんのお顔、シワクチャでしたね。見た目年齢は56~57歳です。
 えっ、伊達友美さんって1967年生まれ?明らかにヤバイでしょ~、米食の影響ですかね。
 日本抗加齢医学会認定指導士らしいんですが、説得力全く無し。加齢しまくってますね。テロメア間違いなく短いでしょうね。
 御本人に自覚は無さそうですが・・・・
 まあ、あいかわらず2:8の法則という感じだったし、いらっとする場面もたくさんありましたが(苦笑)、最後に蓋を開けてみたら、坂上さんはほぼ糖質制限実践中でしたね。
 「わたしが正しいことの証明です!」と叫んでいたアンチエイジングの栄養士の女性と夏井先生の肌のつやや張りを比べれば、どっちが健康にいいのか一目瞭然・・・夏井先生は「あの食事量」でありながら肌はつやつやでぴんと張っているのにたいし、栄養士の女性は目の周りはたるんで肌はしわしわ・・・くすんでいる感じもありました。もっとも「ごはんのせい」ではなく「化粧」のせいかもしれないですが・・・体重の増加はないかもしれませんが、ごはんはアンチエイジングにはよくないのでは??(笑)

 わたしは糖質制限5年に入り、あれほど重症だった花粉症は薬を全く飲まなく手も過ごせるようになり、周りから「なにか気を付けてるの??」と聞かれては糖質制限の説明・・・
 「なんでそんなに細いんですか?なにかしてるんですか?」と聞かれては糖質制限の説明・・・
 「実年齢に全然見えない!なんでそんなに肌がきれいなんですか??」と聞かれては糖質制限とワセリンの説明(笑)
 「なんでこんなに口の中の状態がいいんですか??(アラフィフなのに)歯周病がひとつもなく、歯茎がひきしまってます」と歯科衛生士さんから聞かれてまた糖質制限の説明・・・

 まさにわたしが糖質制限の正しさを証明してます!と言えます。
 番組を拝見して私が率直に感じたのは「これは議論にならないな」という事と、「聞こえの良い言葉に揺さぶられる一般人(芸能人)相手のフィールドでは明らかに糖質セイゲニストが不利」という事でした。
 おそらくは言葉の定義、捉え方が二人の先生の間で異なる所が多かったので、折角の夏井先生の鋭い指摘がのれんに腕押しというか全然相手に響いていないという感じでした。

 例えば「科学的に」という言葉についてです 。夏井先生は「生物学的に」という言葉も織り交ぜられましたが、おそらくは『理論的に証明できる形で』という意味でおっしゃっていると思います。対する伊達先生の方は「国がきちんと長年調査をしてきた結果を元に科学的根拠に基づいて・・・」という文脈で「科学的」という言葉が使われていますので、『信頼できる情報源で』という意味で、もっと平たく言えば「偉い人がそう言っているから」というような意味で「科学的に」という言葉を使ってしまっています。

 だからこそ、その後夏井先生がされた「科学的に炭水化物が身体に必要という事を証明した実験はあるんですか?」という質問に対し、「あるんですかと聞かれたら、私が証明ですとお答えするしかありません 」という全くかみ合っていないヘンテコな返答になってしまったんだと思います。「ごはんをたくさん食べてやせた私がいるという事がその証明だ」という事を伊達先生は言いたかったのだと思いますが、それは炭水化物が必要だという証明にはまるでなっていません。先日のバングラデシュの国民が米ばかり食べて栄養失調食になってしまっているという話も然りです。
 しかしながら、そんなヘンテコな返答にも関わらずスタジオは沸き立ちます。バラエティ番組的には盛り上がるコメントだからです。あの場は科学的に正しいかどうかという事はどうでもよくて、バラエティ的にウケるコメントに軍配が上がってしまうような状況にあったと思います 。

 またスタジオに参加している人達は基本的に糖質制限をしていない人が多数派ですから、「バランスよく」とか「国が認めた」などといった耳障りの良い言葉にどうしても引き込まれやすいと思います。お二人の先生の食事内容の紹介でも3食食べるのが当たり前の多数派の人達が夏井先生のナッツ5~6粒の食事とかを見たら、「よほど精神力が強い人でないと続かない」という印象を持ったことでしょう。ところが空腹感がコントロールできる事を経験した糖質セイゲニストが見ればなんら違和感のない現象です。

 それから紹介された糖質制限を実践した315名の女性のアンケートで、19.2%の「糖質制限で効果があり、リバウンドもしなかった」という点に対して夏井先生の おっしゃった「これはすごい数字じゃないですか」という言葉の真意も全然伝わらなかったですね。「数多あるダイエット法のいずれもほとんどの人がリバウンドしてしまうというのに、2割もの人がリバウンドなしで続けられるというダイエット法なんてこれまでになかったでしょ」ということが言いたかったでしょうに、「2割の人しか成功しない相当精神力の強い人しかできないダイエット」という印象が伝わってしまいましたよね。
 さらに2割というのは「糖質制限を継続できるポテンシャルのある人が2割」という意味であり、実践すれば2割でなく10割がやせる(体調がよくなる)理論的に確実な方法であるという事も伝わりませんでした。そこは「2:8」の法則の予備知識がない相手に 対しては厳しかったかもしれませんね。

 それからアンケート結果も「2:8」になっていましたが、スタジオの最終結果もきれいに「2:8」に分かれていましたね。結果そのものよりもその事の方が私には面白かったです。本当に「2:8」の法則の再現性は高いなと、そして8割の人を2割の側に短時間で一気に引き込むなんて芸当は、どんな卓越した論者でも不可能なんじゃないかと思いました。
 そういう意味ではやはり地道に糖質制限の正当性を伝え続けていくしかないだろうという事を改めて確認した次第です。