「母親に桜を見せたいが」に対するコメントです。

  1.  1月に仙台に独居していた母を亡くしました。
     2年前の8月に卵巣がんの開腹手術を受けましたが取り切れず退院した後も腸閉塞を繰り返し何回か入院しておりました。
     そこでコロナ禍です……病院から「入院されました。身の回りの物を持って来てください」と神奈川のわたしに電話が来て病院に駆けつけても荷物は受け取るけど面会はできませんな状態になりました。
     そこで母は在宅医療を選びました。
     週2回の絶食と点滴を在宅で……幸いなことにがんの緩和ケア専門の医師につないでもらえて訪問看護と訪問医療とホームヘルパーさんに日替わりで来ていただいて母の念願だった「最後まで自分の家で過ごしたい」がかなえられました。
     わたしも都合のつく時に自由に実家に帰って母に会うことができたのはとても良かったと思います。最後の頃は腸閉塞にはあまりよろしくない食べ物も「ちょっとだけならいいよね」って食べたりもしていましたね。

     「最後まで自分らしく。好きなところで」

     わたしも自分はどんな最期を過ごしたいんだろうって考えるようになりました。

  2.  コロナ対策のせいで運動機能や認知機能が低下し、場合によっては家族友人に会うこともないままで人生の終末をむかえることになる。これって本当の意味でお年寄りを守ることになるのでしょうか?絶対に間違ってると思います。

  3.  私は埼玉在住です。昨年の秋に叔母が他界しました。葬儀に行きたかったのですが、場所が東北の田舎です。東北の田舎からみたら、東京に接しているエリアは「全部東京」です。極論、奥多摩も秩父も「東京」です。当時、宣言は解除されていましたが、田舎の噂の広がり方や、バイアスの増幅率は都心の想像を遥かに超えます。「汚いところから来たヤツがいる」となれば、その後の状況は想像できますから、親戚への迷惑も考慮して残念ですが諦めました。一回忌の法事の時点でも、世の中の空気感は変わっていないでしょうから、法事も来年の三回忌までは行けないなぁ、という感じです。元気な人と会えないのは諦めもつくのですが、葬儀に出られないのはどことなく切ない想いです。

  4.  東京に住む二人の子供。この1年帰省させず。祖母の葬儀にも列席させず。非道い話だが田舎で生きていくためにはやむを得ない。

  5.  96のばあさんが一人残っていますが遠いところなのでもともと年一回くらいしか会っていなかったのが昨年末の施設入所でさらに会うのが難しくなってしまいました。次に会えるのは葬式か?面会くらいできる世の中になってほしいものですが。
     話変わって地元の療養病院でクラスター発生、100歳の方にもうつっているとか。しかし、それから死者の報告は一件もありません。かなりな数の高齢者にかかっているはずですが誰も死にません。かほどに恐れるウイルスなのでしょうか。弱体化なんてことになっているものか、ウイルスさんに聞いてみたいものです。

  6.  マスメディア信じすぎ国民は、マスメディアを捨て、幸福を追求しよう。
     蚊や蜂に刺されただけのニュースになるのは、家族内会話だけにしたいものです。
     首都圏に住む7ヶ月の孫に会いたい!

  7.  90歳の母は施設におり、1年隔離閉鎖されています。近くのコンビニにも行くことさえ許されていません。施設にそんな権利があるのか(入居者を囚人同様に扱う)?と憤りを感じます。

  8.  高齢者施設勤務ですが、原則面会禁止。限られた曜日に玄関ホールにパーティション区切ったところで15分以内の面会が許されているだけで、後は、LINE動画でのオンライン面会くらい。
     もうちょっとなんとかとは思うけど、コロナ怖い(特に風評)んでしょう。
     例外は、看取りの人で死線期呼吸がみられるようだと施設内に入って付き添いが出来るようにしてます。

  9.  北海道に80代の母親がいます.もう1年半ほど帰れていません.自分としては帰ることに何の気兼ねもないのですが,高齢なので万一感染させてしまうことを考えると難しいですね.PCR検査しても陰性の証明にはならないし,道中陽性になる可能性もあります.それに持って帰ってしまうとド田舎なので村八分に合いそうで怖いです.早くワクチン接種ができることを祈るだけです.

  10.  一連の騒動、陰謀論は嫌いですが故意としか考えられませんね、全ての政策。

  11.  先日、友人を癌で亡くしました。ずいぶん長く頑張ってくれましたが、ついに力尽きました。最期はホスピスで家族に囲まれて、穏やかに旅立つ。ということには、残念ながらなりませんでした。面会は一日一人限定。15分だか20分だか、とにかくごく短時間だけ。
     ホスピスなのだから、ほうっておいても半年以内には死ぬのです。その場所でもこの有様です。それもこれも、コロナの全体像を把握する努力を放棄し、ただひたすらにコワイコワイといい続け、自粛という鉄の掟を他人に強制し、破ろうものならインターネットを使って徹底的に糾弾し続けたゼロリスク脳、すなわちコロナ脳のせいです。
     結局、彼は一人で旅立ちました。幼稚園児の我が子を抱きしめることもできず、奥さんに感謝の気持を満足に伝えることもできず、また奥さんも子供も、パパに最期の挨拶をすることもできずに、一人で静かに旅立ちました。家族はみんな、彼のぬくもりを感じながら、彼は家族のぬくもりを感じながら最期の時を過ごしたかったはずです。が、それは叶いませんでした。
     コロナ脳がもたらした悲劇です。

  12.  私も母とは3ヵ月ちかく直接会ってません。面会時は窓越し面会で、母は耳もとおいため直接会話はできず電話を介して話をします。なんとも味気ない面会で会話もはずみません。もし私が年老いた時に新型コロナが続いていたならば、母のような最期は望みません。母の気持ちも確認したいところですが、どうして自分が幽閉されているのかも多分理解できてないと思います。

  13.  私の両親は80超えて、まだまだ元気ですが、友人の親はなくなったり介護が必要になったりし始めています。このままいくと、合えないままお別れ…なんてことも現実味を帯びてきており、今年はなんとしても帰省しなくてはと思っています。

  14.  80代両親と同居して3人暮らしです。例年はわたしのきょうだい、子ども、甥や姪、その子供たちが集まっていましたが、今年は両親を気遣い?だれも来ませんでした。(接待していた私は楽ちんでしたが)来年まで両親が自宅で暮らせているか、そもそも生きているかもわからない中では、「会わない気遣い」は余計なお世話なのではないかと思います。わたしなら、死んでもいいから子どもや孫に会いたいですね。

  15.  私も以前は毎週、施設に入居している70代後半の母を散歩に連れ出し、桜の木に群れるメジロや四十雀を眺めたり、タイサンボクの大輪の花に驚嘆したり、季節の変化を楽しんでいました。
     昨年初春のコロナ禍以降、面会は全面中止。職員さんとの接触も必要書類のやり取りなど、最低限に抑えられていました。その後、施設の方のご配慮もあり、職員さんの付き添いプラス距離を取っての面会が可能となりました。また、ちょっと無理を言って、ipadを使ってのリモート面会をお願いすることができました。グダグダとどうでもいい話をしたり、母の好きな歌を一緒に歌ったりするのには良かったと思います。
     現場の職員さんとのぶっちゃけ話、「自分や家族が日常生活を送っている以上、感染を完全に防ぐのは無理ですよね!」というのが本音で、私もまったくその通りだと思っています。もちろん皆さん出来るだけの感染対策はしていますが。
     その後、母は特養老人ホームへと転居し、そこでは基本的にガラス越しの面会となっています。それでも、私たち外部の人間が唯一訪れることのできる事務棟に、時より職員さんが母を連れてきて、距離を置きつつも直接顔を合わせることが出来るように配慮して頂いています。
     先々が見通せない今の状況下、現場の職員の方々と、共により良い策を考え提案し合うような協力関係が大切だなと思うところです。

  16.  母親が脳出血で倒れ、昨年6月から入院しております。
     病院なので家族の面会もできません。
     スマホなどが使える状態なら声だけでも聴けますが、意識レベルが下がっているのでそれも叶いません。月に1度、病院からの報告の電話があるくらいでそれ以外の様子が全く分かりません。私は遠隔地に住んでおりますが、わざわざ、手続きなどで病院に行っても会えずに書類にサインだけして帰ってくる状態です。
     高齢なのでこのまま、会えずに終わってしまうかもしれないと思うと何ともやり切れません。こんな状況が放置されていて良いものでしょうか。

  17.  スマホのZoomで画面越しに会うのはどうですか。また、桜を見せてあげるのはどうですか。
    【夏井コメント】
    失礼ですが,あなたはZoomのモニターで桜を見て「今年も花見ができてよかったな」と思いますか? 私は,それは「花見」ではないと思います。Zoomでは春の到来を体感できないからです。
    陽の光を浴びながら風を感じ,草むらの匂いを感じ,カツラの木の新芽に季節の変化を感じ,飛んでいるハチやアブに春の到来を感じ,池にいる水鳥の変化に季節を感じる・・・それが「春を感じる」ということです。私の母親はそういう生活を88年間続けてきました。
    母親は生まれてはじめて秋田を離れ,秋田にはない桜の回廊の中を実際に歩いたことで「秋田とは違う春」を体験し,「こんなのは見たことがない。秋田にいたらこれを知らないで死んでいたんだな」と驚き,そして楽しんだし安心できたのだと思います。
    母親は87年間,秋田の自然の中で生きてきました。それがいきなり,自然と切り離された生活を強いられているのです。Zoom画面を見て「これが自然というものか」という人間ではないのです。

  18.  何時先に死ぬかわからない人達に、家族に会えない理由は理解できません。職場の高齢者施設では、家族に捨てられた、と入所者が泣いています。カーテンや、換気など環境次第で面会はできると思います。

  19.  ようやっと会えた時、私のこと、覚えていてくれるかしら…?
     会うのが、怖くなってきてます、最近は。
     でもやっぱり会いたい…!

  20.  ご自宅に引き取ったら良いと思います。
    【夏井コメント】
    私の兄弟ともども,自宅に母親を引き取れない事情があるから施設に入ってもらったのです。「母親を引き取りたくない」のではなく「引き取りたくても引き取れない」のです。

  21.  介護施設勤務の知人の体験です。感染対策が最重要課題、利用者の外出面会禁止、行事リクレーション禁止となりました。職員は、最低限の介護と最大限の消毒作業の日々。それでもクラスター発生死亡者発生となり、利用者のご家族からはひとごろしと罵倒されたとか。
     最重要課題は、利用者が充実した生活を送ること、家族や職員とふれあい、季節を感じる外出や行事のある毎日を過ごすことであり、その中で可能な限りの感染対策をする、利用者ご家族ともに感染の覚悟をお願いし、かつ発症時速やかな入院が可能な病院側の体制が必要だったと語っておりました。