[68]外科の夜明け 投稿者/夏井@管理人 [HOME]  投稿日/2003年01月08日(水)

1月6日の更新履歴で『大阪豆ゴハン』が復刊されていることを書きましたが,「復刊.ドットコム」http://www.fukkan.com/では『外科の夜明け(講談社文庫版)』にも復刊リクエストがかかっているのですが,今のところそれを支持する投票は2票のみ。ちなみに100票を超えると復刊交渉に入るシステムのようです。
みんなでこの名著を復刊させませんか?




[65]恐るべしサランラップ 投稿者/某泌尿器科医  投稿日/2003年01月04日(土)

年末に帆立貝を焼いていて指先にやけどをしました。
やけどした後かなり痛かったんですが、ステロイド軟膏を塗って、 サランラップを巻いといたら痛みもすぐなりました。
水泡はできていましたが。




[63]2003年もよろしくお願いします 投稿者/夏井@管理人 [HOME]  投稿日/2002年12月31日(火)23分

40分ほどフライング気味ですが・・・・

新年,あけまして,おめでとうございます。
今年もご支持,ご声援,ご批判のほど,よろしくお願いいたします。




[62]ありがとうございます。  投稿者/まり  投稿日/2002年12月30日(月)27分

夏井先生。ご無沙汰です。
保育園の父母用のバージョンアップありがとうございました。chimaさんのおかげでほんとにかわいく親しみやすくなりましたね。来年もこれでガツガツ布教したいとおもいます。 実際、保育園では不幸にもケガをした子はマキ○ンで痛い思いしてます。いかにもケガしました〜といわんばかりのガーゼをはられてたり・・・
は〜まだまだ力及んでませんな〜と悲しくなりますがこれでがんばれそ〜!!
来年もよろしくお願いします。




[61]べろべろのその後 投稿者/vaquero@獣医科  投稿日/2002年12月30日(月)55分

以前きんぎょさんと少々話題になりました肉芽を覆う半透明の「べろべろ」を剥がした例ですが、やはり剥がしてからハイドロサイトで被覆すると上皮化がスムーズに進行して傷の面積が縮小しました。あれはやはり傷の修復を遅らせるもののようですね。そもそも、被覆材がずれて、それを固定している3次ドレッシングが直接創面にあたってしまうような場合(動物の場合はよくこのような事態が生じてしまいます)にべろべろができるような気がします。




[60]手元に〜♪  投稿者/雪国@ナース  投稿日/2002年12月26日(木)41分

待ちに待った看護技術1月号がやっと手元に届きました〜♪ \(^o^)/ さすが雪国ー遅いです・・・
我が病院の患者さま・・・やっと痛みから解放されそうです。 + ワセリン軟膏のおかげで乾燥からくる痒みからも解放〜なんです。 良い事尽くめで、年越しが出来そうです!! 本当にありがとう ございました♪ (^^)y




[58]圧をかけての洗浄について  投稿者/ちゃこ  投稿日/2002年12月26日(木)22分

先日、京都での褥瘡セミナーに参加しました。 創洗浄時には生食100に18Gをつけて圧をかけて行うといわれました。
私も今までそのようにやってきましたが、他のHPをみて圧をかけての洗浄はよくないとのことでした。
どちらなんでしょうか?
あと、洗浄時に手袋をつけてそのまま手で創を洗っている研修医がいましたが、これもいいのでしょうか?




[56]長野市講演会  投稿者/oyaki  投稿日/2002年12月20日(金)50分

2/23長野市の講演会、楽しみにしています。ところで、この講演会の主催はどこなのでしょうか。申し込みが必要ならば早めにしなければ!村の保健師・小中学校の養護教諭・保母さん・ヘルパーさんなどにも声を掛けて大挙して行きたいと思います。




[57]局所麻酔をせずに可否を切除する方法は? 投稿者/六甲ナース  投稿日/2002年12月24日(火)13分

「痂皮の周囲に発赤が認められ,その部位に疼痛がある場合は,局所麻酔下に痂皮を切除。」と痂皮の取り扱いについて書いてありましたが、一般の人が在宅で治療する場合は病院に行って麻酔を打たないとできないものでしょうか?炎症を伴っている場合はハイドロコロイドなどで被ってしまうのは感染を進行させるリスクが高くなりますか?




[51]ベロベロは? 投稿者/きんぎょ  投稿日/2002年12月12日(木)11分

肉芽の上を半透明〜白っぽいゼリーが覆うことがありませんか?アクトシンを使っていたときもよくありました。 浸出液の固まったものだと思うのですが(つまり本当に水気がなくなれば痂皮ですよね)、“浸出液の濃縮した最高の被覆材”と考えて置いておけばいいのか、それとも治癒を阻害する痂皮と考えてそーっと剥がせばいいのか???ベロベロの成分に関しての報告があるのか調べてみようと思っていますが、どなたかご存知なら教えてください。
ベロベロが出来ること自体、ちょっと乾燥させすぎということなのでしょうね。




[55]申し込みました 投稿者/ちゃこ  投稿日/2002年12月19日(木)21分

今度の多根総合病院での講演にいま申し込みました。
担当の方がいっぱい電話かかってますよーって言ってました。楽しみにしています。部外者ですが絶対聞くぞ!!




[54]講演楽しみにしています 投稿者/中村 守@外科  投稿日/2002年12月18日(水)30分

来年1月26日に神戸の甲南HPで講演なさる由、HPで知りました。甲南HPの友人に、部外者でも参加できるかどうか問い合わせ中です。
駄目だといわれても、行くつもりです。
お会いできることを楽しみにしております。




[52]Re:石鹸の本質は界面活性剤  投稿者/トリヤベ@ラップ大学 [HOME]  投稿日/2002年12月13日(金)25分

「石鹸手洗い教」が医療界をセッケンか!

どうやら、世界記録とガイドラインは破るためにあるようです。感染コントロールに関するCDCのガイドラインを眺めているとそう思ってしまいます。
手洗い至上主義者にかかると、いまや手洗いしない医療従事者は犯罪者扱いです。そして「消毒薬のすりこみ」は「石鹸手洗い」に取って代わるのかと思っていたら、いきなり逆転ですね。手洗いベイスンの増設をしようかな(でも金がないし)と思っていたところでした(ホッとしている)。

「2002年CDC手洗いガイドライン」
http://www.muikamachi-hp.muika.niigata.jp/data/data.html
しかし、いくつかの研究では、石けんでの手洗いは、病院職員の手から病原体を除去することはできませんでした。(25,45)
石けんでの手洗いは、時々皮膚の上の細菌数の逆説的な増加となることもありえます。(92,95-97)
(非抗菌性の)石けんは、エモリエントを含んでいて、皮膚過敏の原因となる傾向は低いと思われていますが、皮膚過敏と乾燥に相当関係しているようです。(92,96,98)
(訳者注:emollientは皮膚軟化剤であるが一般的にエモリエントとして化粧品関係で使われている言葉である)
時々、石けんは汚染され、グラム陰性桿菌で職員の手に菌の定着をもたらすかもしれません。(99)

そもそも、患者(さま)は病院中どこでも触って歩き、お互いに触り合う(接触感染の意です)ので、医療者だけが強迫神経症よろしく石鹸手洗いをしてもどうなるものでもありません。

(私見・直感・intuition)細菌感染の主因は、消毒した創、消毒したドレイン・カテーテル・ピン、絹糸、三方活栓、管類(経管栄養チュウブ、気管チュウブ、吸引チューブ、イレウスチューブ・・・・)、プラスチック手袋をしない手・・・です。

当院は事実上の老人病院ですが、褥瘡のラップ療法(消毒廃止)、三方活栓廃止、CVナイロン糸固定・消毒廃止、胃ろう設置推進・・を始めて1年後、抗生剤使用量が半分以下(前年比)になりました。手洗いはせず(設備がない)、ヒ○○○○○のすりこみとプラ手使用だけです。褥瘡キットも導入したんだっけ。

(界面活性剤の問題点)
石鹸は、細菌の格好の培地です。セラチアが喜んで生えてくるでしょう。界面活性剤とは、水と油を混ぜるものですね。頻回の手洗いは皮膚の角質を脱脂してガサガサ(クロワッサン状態)にして、そのすきまにセラチア入りの石鹸をたくわえます。これが「皮膚の上の細菌数の逆説的な増加」の正体です。




[50]Re:「消毒の是非と皮膚科処置について. 皮膚病診療  投稿者/トリヤベ@ラップ大学 [HOME]  投稿日/2002年12月08日(日)45分

私も 木花光先生(済生会横浜市南部病院皮膚科)他4名の参加する座談会の記事 「消毒の是非と皮膚科処置について. 皮膚病診療:24(11); 1283〜1295, 2002.」を読みました。
皮膚科の世界にも消毒否定派が増えてきたようですが、イ○○ンはやめてもヒ○○ンはどうしても手放せない方がまだまだいます。「しみないから大丈夫」と言いながら、ピンク色の綿球で創を かるーく こすっています・・・・・が、チョットお待ちなせぇ。そこには生え始めたばかりの表皮細胞がいるのですよ。基底細胞が10層ぐらいになってはじめて白く見えるでしょうけど、最初に生えたばかりの一層は肉眼では見えません。
ヒ○○ンの細胞毒性はデータが乏しいのですが、ある病院で血管内に10ml(原液)注入して死亡した事故があったことからみて、決して低くはなさそうです。

木花光先生には、褥瘡の痂皮 crust(カサブタ)と(黒色)壊死組織 necrotic tissue; eschar の違いについて教えていただきました。要するに、痂皮は滲出液の固まったもの(水で溶ける)、壊死組織は表皮・真皮・皮下脂肪の死んだもの、ということです。「黒色痂皮」は誤用とか。
これも目からうろこですね。




[44]裂肛  投稿者/とある町医者  投稿日/2002年12月05日(木)50分

こんにちは
裂肛(切れ痔)の治療ですが保存的に軟膏治療する場合バソレータ軟膏等ありますが、オルセノン軟膏はいかがでしょうか?
使用経験のある先生いらっしゃいますか?
よろしくお願いいたします。




[47]火傷の跡がな・・い・・ 投稿者/おっかぁ  投稿日/2002年12月07日(土)32分

うちの娘が調理実習中に手首に二度の火傷を負いました。家庭科の先生からオロナインのような軟膏とガーゼを貼ってもらい帰宅・・・。
立派な水疱もできていました。さっそく軟膏を取り去ってデュオアクティブに交換し、一週間経過・・・。
やや発赤が残るものの皮膚は平坦になり、水疱は跡形もなく消えました。
「監督不行届でした」と申し訳ながっていた先生もびっくり。
以前、うちの皮膚科のドクターが火傷にはドレッシング材は不適当と言っていましたが、やはりウソでした。




[41]やけどの救急処置 投稿者/菅野  投稿日/2002年12月03日(火)21分

昨日テレビを見ていたら、低温やけどの家庭での救急処置の話をやっていて、慶応大学の先生が「1〜2分流水で洗浄(除菌)してから、家庭用のラップでくるむ(皮膚の保護)のが良い方法」と紹介していました。
このホームページの影響でしょうか?




[43]雪国ナースさんへ 投稿者/KUMI  投稿日/2002年12月03日(火)127分

某セミナーは来週京都であるのと同じものかしら。
毎年欠かさず行っています。去年は東京まで行ったけれど今年は何かと自腹の研修が多くて今回は近い京都にしました。褥瘡学会、金沢の真田教授の研究室のセミナー、褥瘡対策関連の研修など今年は財布がさみしいです。くすん。
もともとストーマ、ウロストミーから入ったスキンケアなので、歴は長いのですがETでもWOCでもないのであんまり説得力が無かったのですが、今回の対策がらみで看護部から評価してもらえたのか、褥瘡予防、スキンケアの研修の講義も何回か講師としてやりました。
特養ナースさんのおっしゃるようにU度以上の褥瘡発生をなくすと言うのはすばらしいケアだと思います。
当病院では今までのブレーデンスケールからK式スケールに変更していますが、栄養管理と日本人特有の骨突出はやはり褥瘡発生リスクに大きく関係しているのだなあとしみじみ感じる今日この頃です。
自腹の研修ばかりでは財布も休みももたないので、メーカーのやる研修は欠かさずチェックしています。夏井先生の講演ももちろん行っていますよー。メーカーにいるET、WOC野人に相談にのってもらったりしてもいます。
長くなってすみません。明日は褥瘡対策チーム会です。またサーベランスの作業がまっている・・・。
      それではまた。




[19]はちみつ 投稿者/ころっぺの兄  投稿日/2002年11月25日(月)11分

今日、夜7時からのテレビで○のもんた氏が出演されている番組で、とげが刺さって抜けなくなってその時おばあちゃんが蜂蜜を塗ってくれた!
これはウソorホント???とやっていて、答えは蜂蜜には創傷治癒を促進する作用があるのでホントだ!
と、とある先生(ラーメン屋のテレビで字が小さかったのでわからなかった・・・)がおっしゃっていました。
こうやって、いろいろ物の考え方が広まっていくのか・・・と感慨にふけってしまいました。 まっとうかどうかは別として、ですが。




[42]はちみつ  投稿者/21世紀外科医 [HOME]  投稿日/2002年12月03日(火)27分

[19]ではちみつが話題になっていますが、日本褥瘡学会誌で武田和憲先生が報告していますよ。Vol.1.No2 1999で。ちなみに重症急性膵炎の書き込みもありましたが、それの応用です。

引用文献として

褥瘡に対するはちみつの有用性
Blomfield R:Honey for decubitus ulcer. JAMA,224:905,1973

褥瘡を含めた皮膚潰瘍へのはちみつの有用性
Fffem SeE:Clinical observations on the wound healing prpperties.Br J Surg., 75:679~681,1988

はちみつの火傷への有用性
Subrahmanyam M:Topical appication of honey in treatment of burns. br J Si\urg.,78:497~498, 1991

はちみつは高浸透圧なので、浸出液を吸収するとともに殺菌作用を有する。
molan PC:The antibacterial activity of honey.1.The nature of the antibacterial activity.Bee World, 73: 5^28,1992a

Molan PC:The antibacterial activity of honey.2.variation in the potency of the antibacterial activity.BEE World, 73 59~76,1992b

はちみつはpH が酸性で血管拡張作用があり、肉芽の形成を促進する
Berbman A, Yanai J, Weiss J, et al.:Acceleration of wound healing by topicalo application of honey. An animal model. Am J Surg.,145:374~376,1983

値段も安くすんでいいみたいです。




[39]雪国ナースさんへ 投稿者/KUMI  投稿日/2002年12月02日(月)43分

うれしいですね!
やはりなにより患者さんの安楽が一番!
私も褥瘡対策チーム員です。消毒、軟膏処置をせずにすむように皮膚科受診をできるだけ避けてきたけど、今回の対策がらみで創傷被覆材の2週間の壁を全病棟に周知徹底するになってしまったため、どうなることやら・・・と言う感じでスタートしていますが、褥瘡発生をとにかく予防しよう!そうすれば皮膚科にかからずガーゼ交換もしなくてよい!とがんばっています。
夏井先生がガーゼと消毒の撲滅を目指しているように、私は院内からビニールテープとベンジンをなくそう!をスローガン(?)にしています。粘着剤やらテープの種類、素材やらについて昨年から調べていますのでまたお役に立てそうなことがあったら御連絡ください。褥瘡対策、たいへんですよね。何かいい話しがあったら私にも教えてください。それではまた。




[37](未承認広告_1)  投稿者/トリヤベ@ラップ大学 [HOME]  投稿日/2002年12月01日(日)26分

冬の名物ドライスキンの傾向と対策」を「日常診療の工夫」に追加しました。先日掲示板で議論された内容をまとめたものです。
http://www1.neweb.ne.jp/wb/decubitus/sub9.htm
冬の名物ドライスキンの傾向と対策 
お手ごろ価格のフィルムドレッシング材。
粘着面の無いフィルムドレッシング材の作り方。
皮下注射による補液 (hypodermoclysis)
点滴が漏れて水疱ができた!

感染対策は大丈夫ですか?
褥瘡キット 発売マジか! 予定価格600円
詳しい内容は下記リンクを参照ください。
http://www1.neweb.ne.jp/wb/decubitus/sub10.htm




[12]腹腔等の手術について  投稿者/まさと  投稿日/2002年11月21日(木)02分

私、現在、獣医学科4年に在籍しております。腹腔などの手術の際に悩むのですが、腹腔内は「無菌」なわけですよね?しかし、大動物の手術の際は立位でしかも非常に不便な体勢で作業を強いられる事も多く、ドレープはずれますし、どうしても皮膚に触れながら作業を行なわなくてはいけません。皮膚を触った手で腹膜、筋層の縫合などしては理論的にはまずいかもしれませんが、現場の獣医師はおそらく大学よりも不衛生な場所で作業を行なっていると思われます。(しかし、おそらくまずウシ等は死ぬことはないと思われます。
 腹腔等の手術の際、創口付近の皮膚を触れた手で腹腔臓器などをいじってもいいのでしょうか?

 それとこれは全く別の話題になりますが、外科的治療法には「センス」が必要でしょうか?私は人並みの器用さは持っていると思いますが、よく外科的手技はセンスがないといくらやってもだめ、という話は聞きます。将来獣医として独立した際、やはり外科的手技は必要だと思いますが、正直大学の実習等は術者となる機会も少なく、正直「やらないよりまし」といった感があります。私一度社会人を経ていますので既に30歳を過ぎておりますが、社会に出てから職場を選べば外科的手技を短期間でマスターできるものでしょうか?
 わかる範囲で結構ですのでご教授ください。




[32]良さげですよね  投稿者/游星@いな科  投稿日/2002年11月28日(木)37分

「ザウルス SL-C700」
僕も気になってます.
Linuxはちんぷんかんぷんで,あまり出歩く用件もないのですが,なーーんかミリョク的です.

※キズに関係なくてすみません.




[30]感染対策-在宅は?  投稿者/ヘミオラ  投稿日/2002年11月27日(水)02分

うちの病院には訪問看護ステーションがありますが,感染対策は病院と若干異なる(そうせざるを得ない)ことが少なくありません。うまく相談にのってあげられないこともあります。
膀胱洗浄などは共通で良いと思いますが,初歩的な手洗いやガウンは家族の前では,どうしても遠慮してしまう,という悩みを聞かされます。かと思うと,家族の方がわざわざ,洗面器に水を入れてくださることもあり。
みなさんは,どのように患者さんのご家族や,訪問看護に指導しておられるか,何か良い知恵があったらお聞かせいただけませんでしょうか?




[33]雪国@ナースさんへ  投稿者/KUMI  投稿日/2002年11月29日(金)13分

お役に立ててうれしいです。
やはり浸出液等を吸収するのはオムツなどが一番でしょう。清潔うんぬんが問題となれば脱脂綿をガーゼで巻いたものを滅菌しています。(ガーゼよりコストが安価)私はあまり使いませんが。患者さんが少しでも「楽になった」と思っていただければいいのですが。それではまた。




[36]大宮講演お疲れさまでした  投稿者/vaquero@獣医科  投稿日/2002年11月30日(土)41分

夏井先生、大宮での講演お疲れさまでした。今回は直接お目にかかれて、非常に光栄です。
それにしても、会場の殆どの方(全員??)がこのサイトの「経験者」とは、驚きです。 現在執筆中の本が、早く私達の手に届くのが、楽しみです。




[28]腰痛について  投稿者/游星@いな科  投稿日/2002年11月27日(水)21分

手元のクリニカル・エビデンス2002-2003(原著第6版)では、
【慢性疼痛】
●有益である
腰痛体操、集学的治療プログラム

●有益である可能性が高い
鎮痛薬、NSAIDs、トリガーポイント注射および靱帯注射、腰痛教室、行動療法

●有益性不明
抗うつ薬、コルヒチン、筋弛緩薬、硬膜外ステロイド注入、 活動性を維持するよう助言すること、安静、EMGバイオフィードバック 腰椎の支持、温熱療法、マッサージ、脊椎徒手整復、経皮電気的神経刺激、鍼

●無効ないし有害である
椎間関節への注射、牽引 となっています。
(真意が誤って伝わる恐れがあるので、手元にある方はぜひ原文に当たってみてください。)

菊地教授の書いた平成11年ごろとは少し状況が違うのかもしれません。 なお、日本では腰椎前彎を悪とする「ウイリアムス式」の腰痛体操が多く広まっていますが、全く反対に、(あまり広まってない)腰椎前彎の減少を悪とする「マッケンジー式」の 体操がピッタリくる方のほうが多い印象があります。
レカロのシートも「腰椎前彎を保つ」ことで腰痛を防ごうとしています。

もっとも椎体の変形で円背を来たしている方にはおすすめできません。

整形外科の先生、如何でしょう。




[35]教えてください 1  投稿者/i-miyake  投稿日/2002年11月29日(金)31分

私は岡山の田舎の内科開業医です。冬になり火傷の子供が大勢きます。1歳の手首の手掌側のUs(5x4cm)をハイドロサイトで治療し経過はまずまずの症例です。教えて頂きたいことは2点です。素人の質問でもうしわけありませんが教えてください。
@受傷後しばらくは当然浸出液が多くハイドロサイトが浸出液を吸ってくれてありがたいのですが、だんだん浸出液が減り、乾いて来た時にハイドロサイトを貼り続けると黄色いカサブタみたいなのがハイドロサイトにへばりつく経験をします。大体受傷後4−5日で乾いてきてへばりつくことを経験します。このような時は浸出液が少ないということでハイドロサイトをやめてハイドロコロイドに変えた方がいいのでしょうか?
A手首の手掌側の火傷ですので拘縮予防にハイドロコロイド等をしばらく貼り続ける必要があるのでしょうか?それとも皮膚が新生してきた時点でもう治療終了でいいのでしょうか?どの時点で治療終了としていいのかわからないのですが・・・・




[31]消毒って?  投稿者/miyou  投稿日/2002年11月28日(木)

はじめまして。田舎の精神科ナースです。
夏井先生、アドレスを教えていただきありがとうございました。 以前より消毒に疑問を感じておりました。
このサイトで学ばせていただいたことをもとにして、薬剤師長に質問してみました。
イソジン入り生食での膀胱洗浄を行っている理由は、イソジンの蛋白質変性で色素が消退するので、膀胱がきれいになったことが判るからとのこと。
褥瘡をイソジンで消毒する理由は、便や尿で汚染して汚いからで、最近の褥瘡対策では、イソジン消毒が主流になってきている。高齢者の肉芽形成はあまり期待できないので、閉鎖療法をする意味がない。むしろ、栄養管理をきちんとするべきだ。と、説明されました。
私自身、勉強不足なところもあるため、う〜んと首を少し傾けながら納得してしまったり、反論できなかったり・・・。
みなさまは、どう思われますか?




[29]注射の仕方 投稿者/まさと  投稿日/2002年11月27日(水)25分

素朴な疑問なのですが、静脈注射の後は、通常アルコール綿で押さえて「もまないで下さいね」と言われます。しかし、筋肉内時は逆に「もめ!」といわれます。筋注のときも揉んでも意味が無いような気がしているのですが。もんだくらいで薬剤が拡散するものでもないでしょうし。そもそも筋注するのは「薬剤を長く体内に滞留させるため」ではないのでしょうか?




[21]一次閉鎖創のドレッシング 投稿者/中村 守@外科  投稿日/2002年11月26日(火)

縫合創にハイドロコロイドドレッシングを貼ったら、感染が増えるような気がする、とメールいたしました。
CDCの[Draft Guideline for the Prevention of Surgical Site Infection, 1998]で 術後24-48時間は清潔なドレッシングで閉鎖して、手術創を保護する。ドレッシングが乾いていること、濡れないように確認すること。、、、が、カテゴリーIA(全ての病院で強く推奨され、よくデザインされた実験的・疫学的研究によって強く支持されているもの)となっています。
やはり、一次閉鎖創(創が健康な皮膚で閉じられているられているもの)はきれいなガーゼ(夏井先生すみません)を2日ほど当てるのが良いようです。




[22]雪国@ナースさんへ  投稿者/KUMI  投稿日/2002年11月26日(火)

私の病棟でも似たケースがよくあります。
腹水がたまって穿刺部位から漏れ出てきたり、毛根、皮膚裂傷部(パンパンに腫れて裂けた)から滲出液が常時漏出している。出てくる場所が限局しているのなら、各種メーカーから出ているドレナージに使用するパウチを使用しています。清潔を重視するなら(本当に清潔かどうかは別にして)ア○ケア社の術後ドレーン用のものがあるし、私は主にコロ○プラスト社のドレインナージというものを使っています。(コスト比較の結果)パウチにたまるのでそれを下から栓をはずして出す。この方法で蜂窩織炎などにもなったことはありません。うまくいけば4〜5日は保護材も溶けずにいけます。なにより患者さんに苦痛がありません。
下腿の場合は、(患者さんが納得しない場合は消毒をして)ガーゼをうすくおいて、尿取りパッドを巻いてパッドをテープで止める。自分でどうにか動ける患者さんとか動きたい患者さんの時は、テイエールをはりました。滲出液をよく吸収するので何日ももつことと、クッション性がよくあたりが柔らかい、テープ部分も皮膚に優しく普通のテープだと皮膚が一緒にはがれてしまうほど薄くなってしまっていた患者さんでもぬらしながら剥がせば問題ありませんでした。(保険がきくかどうかは別にして・・・。でもガーゼだけ貼ってもどっちみち取れないもんね)
おせっかいかなとも思いましたが、ご参考までに。




[25]Re:感染対策  投稿者/トリヤベ@ラップ大学 [HOME]  投稿日/2002年11月26日(火)

[18] の項で感染対策が話題になりました。

感染対策の専門家は大病院で活躍されている方がほとんどの為か、「在宅」、「施設」、「日本型長期入院病院」=long term care facility での感染対策は話題になることが少ないです。CDCのガイドラインも急性期病院のものは翻訳されますが、long term care facility のものは翻訳されないどころか、その存在すら知られていないようです。

そこでこの機会にあえて紹介致します。
http://www.cdc.gov/ncidod/eid/vol7no2/rhinehart.htm
CDC - Infection Control in Home Care
Summary: Infectious disease control principles should form the basis of training home-care providers to assess infection risk and develop prevention strategies. Infection prevention strategies in home care should focus on home infusion therapy, urinary tract care,
44135 bytes, updated 07-06-02

Special Issue
Preventing Infections in Non-Hospital Settings: Long-Term Care
Lindsay E. Nicolle
University of Manitoba, Winnipeg, Canada
http://www.cdc.gov/ncidod/eid/vol7no2/nicolle.htm

ほかにもたくさんありますので「これは」というものがありましたらお知らせください。 個人的見解ですが、「施設」で問題(生命予後)になるのはMRSAよりは、結核、インフルエンザのようです(CDCの論文を眺めた印象)。これは「手洗いで」たちうち出きるものではないようです。

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「在宅」では、家の中はひとつづきの閉鎖「培地」と理解しております。「培地」の外と中を分離すればbarrier precautions になると解釈しております。 こんな風にまとめている方もいます。

在宅ケアでの感染対策ノート
−−−感染症が恐くなくなる! シンプル対策ガイドライン−−− 2001.7.7
クオーレACCT合資会社 保健士 五十嵐 直敬
http://www.qole-acct.co.jp/care/
http://www.qole-acct.co.jp/care/vc-note/ns-note/stopinf2.html

「施設」はそのように割り切るのは難しいですね。 「培地」としては開放型ですから。 米国でも、どのあたりで妥協して落としどころを探るか、といったところが現状のようです。